石原さん
先輩社員インタビュー vol.16
石原さん(2015年入社)
海外駐在 FESZ(中国)
- 仕事内容は?
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古河ASには20超の海外拠点があり、9割の製品を海外で製造しています。私は中国のシリコンバレーと呼ばれる深セン市にある工場に出向しています。深セン工場は1,500人在籍しており、ワイヤーハーネス、センサーなどの機能部品を製造・販売している多品種の工場です。日本人駐在員は5人で、私はその駐在員の中で品質保証全般を担当しています。
品質保証部とは、ものづくりのすべての製造工程を品質の観点から見て、顧客からの要求通りの高品質な製品を維持・向上できるかを常に考えている部署になります。そのため、標準どおりの造り方を指導や教育が出来ているか、要求通りの製品になっているか、検査が出来ているかなどと現状に満足することなく、常に疑問を持ちながら仕事をしています。
- 仕事のやりがいは?
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海外工場に赴任すると、工場内で幹部レベルの役職や権限を持つことが出来るので業務範囲も大きく広がります。古河ASは、若手からチャレンジさせてくれる会社で、私の場合、入社5年目で海外に赴任し工場の品質業務全般を任され、品質最高責任者として顧客と関わることが多いです。
品質管理体制を維持・向上させ、顧客の信頼を裏切らないように現地スタッフと日々仕事をしています。顧客が工場を視察された際に「安心しました」の一言をもらえることが、私の一番のやりがいです。
- 今までの業務で印象に残っていることは?
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深セン工場には、古河ASグループ会社や社外の方々が毎週のように来社されて工場を視察されます。そのため、設備、設計、購買、営業、経理など今まで関わらなかった方と仕事をするようになり、日本で仕事をしている時よりも業務の幅が広がりました。深セン工場では、品質だけではないことも共有できる環境なので、品質で困っていることを設備担当や製造担当などの方と協力・議論することで、スピーディーに業務を進めることが多い印象です。
- 今後の目標(チャレンジしたいこと、夢)
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“品質”の目を養うには、ものづくり全般をまずは理解していなければいけないと思っています。海外工場に赴任したことで色々な製造方法を間近で見ることができ、気になったらすぐに現場に確認をすることが出来るため、毎日新たな発見があり勉強になります。
海外工場の勤務は数年程度の期間限定ですので、この期間でより多くの知識を養い、深セン工場の品質保証体制をさらに向上させていきたいです。そして、私が日本へ帰任した後でもそれが維持出来るような仕組みづくりをしていきたいと思っています。
- 海外工場・職場の雰囲気
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深セン工場は約7割が女性社員の職場ですが、男女関係なく皆さん活躍しています。私と同じように管理職として仕事をしている方々は、私が感じた問題点や、改善してほしいことを投げかけると、すぐ関係部署の方々が集まりみんなで解決に向けて動き出します。深セン工場は、どんな問題でも自分の部署以外の人とも一体になり、気負いすることもなく自分の意見を言い合える環境です。
- 仕事とプライベートの両立方法
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休みの日は深セン市内のバドミントンサークルに通っています。そこでは他社で同じく出向として来られている日本人と交流でき、色々な知識を得ることが出来ます。また中国語教室に通い、通訳無しでも交流が出来るように勉強中です。せっかく海外で滞在して仕事をする経験をさせてもらっているので、日本からだと中々行く機会がないところに旅行したりなど、休みの日に色々な事をしてリフレッシュするようにしています。
1日のタイムスケジュール
7:30
出社
メールチェック・本日のやることの整理
8:00
始業
現地部内スタッフとの朝会
8:30
幹部会
全部門の課長以上が出席し、予定を各部門情報共有
10:30
朝礼
現場での問題点など、現物を見て各部門共有
12:00
昼食
中華料理か日本食のお弁当を食べています
13:00
打ち合わせ
日本や他の海外拠点とのオンライン会議で情報共有
15:00
現場確認
改善するべきこと、困っていることはないか現場巡回
17:00
終業
翌日のスケジュールを確認し、退社