2020年7月から、生物多様性保全への取り組みとして絶滅危惧Ⅱ類[1]に指定されている「オキナグサ」を全社チームで育成しています。
グループ会社である古河電工㈱ 横浜事業所及び古河テクノリサーチ㈱の協力を得て、種子と苗を分けていただき、古河AS滋賀本社で、プランター2鉢からスタートすることになりました。今後は自社の株から採種し、たくさん増やしていきたいと考えています。
まずは春の開花に向けて、滋賀の冬を無事乗り越えられるよう、大切に育ててまいります。
*オキナグサとはキンポウゲ科オキナグサ属の多年草で、日本では本州、四国、九州の日当たりのよい草原や林縁に分布する山野草です。葉や茎などが全体的に白い綿毛におおわれるため、その姿を老人の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)といいます。
かつては多く自生していましたが、自生地の荒廃や開発、また栽培を目的とした採取などにより激減し、環境省レッドリスト[2]の絶滅危惧Ⅱ類に指定されました。滋賀県の指定希少野生動植物種にも絶滅危惧種として指定されています。
古河ASは古河電工グループ環境方針に基づき、生物多様性の保全と自然・地域社会との共生に努めています。
[1] 絶滅の危険が増大している種
[2] 絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト